739カップ

行ってきました、駒沢体育館。
勝ったぞ!ガッタス!!見事に王座奪還です。
シナリオが出来てたんじゃないかと思うくらいの展開。
それぞれの試合内容は別として大会の展開としては最高におもしろかった。
今回ばかりはガッタスファンが思うとおりの筋書きだったんじゃないんでしょうかね?
それくらい出来すぎた展開でした。


公開練習
おいらが入場したのはガッタスカレッツァの練習が終わるくらい。
ちょうど、紺野さんと辻ちゃんが遠投合戦始めててこれがスゴイ盛り上がってた。
紺野さんは辻ちゃんまでノーバウンドで届く、辻ちゃんは対抗して投げるもワンバウンド。
紺野さん投げる、また届く。
辻ちゃん、こんちくしょ〜みたいなポーズを客席に見せてから投げる、でも届かない。
そんなおもしろいことを2人でやっていた。
辻ちゃんてやっぱミラクルガールだなぁ〜って思った。


予選A組
カレッツァ・ホリダシモノ・ファンタジスタによる総当りリーグ

第1試合 カレッツァ 3 − 0 ホリダシモノ


第3試合 ホリダシモノ 0 − 1 ファンタジスタ


第5試合 カレッツァ 1 − 0 ファンタジスタ

カレッツァの順当勝ちといったとこでしょうかね。
守れるし攻めれる、特にキーパーと2番の守備は堅かったです。
でもって、この2番は第1試合の先制点とダメ押しの3点目、そして決勝進出をかけたファンタジスタとの第5試合でも決勝点を決めてます、まさに守って良し攻めて良し。
今回の大会だけでみるならこの2番がベストプレーヤー、何気に得点王だし。
ホリダシモノとファンタジスタは守れるけど攻めがあまりにも悪すぎ。
地力の差でカレッツァが決勝進出。


予選B組
ガッタス・ドリーム・ショープのよる総当りリーグ

第2試合 ガッタス 5 − 0 ドリーム
得点:吉澤・藤本2・あさみ・是永


第4試合 ドリーム 0 − 4 ショープ


第6試合 ガッタス 2 − 1 ショープ
得点:石川・あさみ

ガッタスは初戦の吉澤のキックオフシュートが効いたね。
キックオフ前から1人だけ左サイドによって打ち気満々だったんだけど、ドリームの選手が1人もチェックに行かなかった。
んで、打ったら入っちゃったと、開始5秒で先制点。
完全に波に乗ったガッタスが終始攻めて5−0で快勝。
ショープも強かった、ガッタスと決勝進出かけた第6試合。
10番に先制点決められた時はマジで負けたな、とか思ってしまったし。
ここもね、カレッツァ程ではないにしても守りが良かったのよ。
でもここでガッタス監督北澤さんがすかさず動く、是ちゃん投入ですよ。
是ちゃんも期待に応えて石川さんの同点ゴールをアシスト。
後半にもあさみのゴールで逆転、ガッタス堂々の決勝進出。
あさみは今日、調子が良いみたい。
逆に藤本は動きが重い感じ、疲れてんだろね。
ちなみにドリームはマジで素人みたいでした、でも試合こなすごとに良くなってたからこれからが楽しみ。


予選リーグ見る限りではガッタスは辻・吉澤・石川・藤本・里田が基本布陣なんですね。
キーパーは前後半で辻・紺野併用みたい。
この紺野と辻、今日観た限りだとどっちもどっちって感じだった。
紺野は飛び出しにちょっと難有り、躊躇するんよね。
逆に辻ちゃんはキャッチングに難有り、あまりに無防備に取りにいくからあぶない。
そして2人に共通していえること、コーチングが出来ていない、声が前線まで届いてないのさ。
あの狭いコートでの守備は前線からのプレスは不可欠、最後方からみているキーパーの支持は欠かせないのだ。
ここら辺が改善されれば守備は良くなるはず、頑張れ!
カレッツァのキーパーはここら辺が出来てる、だから2番を中心にしたプレスが効く。
だから守備が堅い、今大会No.1キーパーはカレッツァの1番かぁ!?
さて、フィールドプレーヤーは藤本・石川が前方、吉澤・里田が後方の布陣。
藤本はほとんどの時間を相手陣内で過ごす、けどボールが来たら走る走る、まさにストライカー。
石川はコート全体を走りまくってる感じ、献身的な働きっぷりはフットサルでも健在。
吉澤はチーム戦術からか基本後方に位置してるんだけどボール持つとガンガン前に出ていく、まるでランパードみたいに。
里田は吉澤が前に行っちゃうから自陣内で守備重視って感じか。
それぞれの性格が出ているようなプレースタイルでちょっとおもしろいかも。
これに試合展開によって是ちゃん・あさみが絡んでくる。
是ちゃんはそのほとんどが里田との交代、位置は後方で基本パスをさばくスタイル。
でもいく時はドリブルでガンガン切れ込んでいってた。
どっからどうみてもエースなんだけど、会場の声を聞く限りではスーパーサブなんだそうだ。
ここら辺はアイドルチームなんだなって思った。
あさみはまさにスーパーサブな働きっぷり、取って欲しいところで点取ってたし、何より前へ前へのプレースタイルはチームに勢いを与える。
あさみがベンチに控えてるのはチームにとって心強いと思う。




3位決定戦

ファンタジスタ 1 − 2 ショープ

ここら辺は眠くてほとんど観てなかったけど、盛り上がってた。
ファンタジスタサポの2人が頑張っって声出してたな、ちょっと可哀想だったよ。


勝戦

ガッタス 2(5 − 4)2 カレッツァ
得点:吉澤・あさみ
()内PK戦結果

ガッタスサポなら誰もが望んだこのカード、試合の構図は攻めのガッタス、守りのカレッツァ
前半は押し気味に進めるもフィニッシュの精度に欠け、スコアレスで終了。
藤本に1本完全フリーの場面があったんだけどドリブルが余計だった、つ〜か、藤本ドリブル下手だな。
後半、ガッタスは辻・藤本・石川に替えて紺野・あさみ・是永投入。
北澤監督、前半機能しなかった石川・藤本を引っ込めてきた、両チームとも流れをつかめずにこう着状態だったので打開のためのナイスな判断だったと思う。
でも、先制点はカレッツァ
後半4分過ぎ、カレッツァキーパーのロングスローは前線の6番へ、これがキーパー紺野とカレッツァ6番、そしてマークの里田の間の絶妙なポイントに落ちる。
このボールに対して紺野は中途半端な飛び出し、里田は6番に体を寄せきれずに振り切られる、瞬間、フリーになった6番のシュートが紺野の脇を抜きカレッツァ先制。
ガッタスも30秒後、左サイドを抜けた是永の折り返しを吉澤が冷静にゴール隅に流し込み即座に追いつく。
しかし、後半6分追加点はまたもカレッツァカレッツァキーパーのロングスローを自陣でカットしようとした是永が飛び出すが届かず、絶対にフリーで持たしちゃいけない2番にボールが渡る。
2番がこれを豪快にネットに突き刺しカレッツァ2点目。
是永、殊勲の同点アシストもこれでチャラ。
ねばるガッタスは30秒後、ゴール前の混戦からあさみが決める。
ゴール自体はごっちゃんだけど苦しい時に決めてくれる、これぞスーパーサブ
土壇場で粘れる精神的強さ、ここら辺が成長の証か。
この後は両チーム決め手に欠きタイムアップ、PK戦に突入。

1本目 吉澤  ○ − ○ カレッツァ2番
2本目 藤本  × − ×      9番
3本目 石川  × − ×      10番
4本目 是永  ○ − ○      6番
5本目 里田  ○ − ○      11番
サドンデス突入
6本目 あさみ ○ − ○      8番
7本目 みうな ○ − ×      1番  

なんか試合終盤から辻ちゃん、PK戦入ってから是ちゃんが泣いてた。
なんでか分かんないけど、やってる本人達には観客には分からない何かがあるんだろう。
そんな中、PK戦開始。
先行はガッタス、もっともプレッシャーの掛かる1本目を決めた吉澤、さすが主将。
カレッツァも1本目はエースで勝負、2番が見事に決める。
思えばフットサルのゴールって小さいんですよね、PK戦なんてどう考えてもキーパー有利、そんな状況でもきっちりと決めてきたこの2人はさすが!!
2・3本目をともに外し向かえた4本目、ガッタス蹴るのは是永。
会場のガッタスサポの誰もが願ったと思う、是ちゃん決めてくれと。
是ちゃんは期待に応えてくれた、落ち着いてしっかりと決めてくれた。
是ちゃん、スゴイ!!
4・5本目ともに決めた両チーム、とうとうサドンデスにまでもつれこむ。
6本目あさみ、ここまでくるとなんでお前ら決められるんだってくらいに思ってた。
ホント、今日のあさみは大車輪の働きだったな。
でも、相手の6本目は紺野さん触れるも止められず7本目へ。
そして運命の7本目、この日のハイライト、この日1番印象に残った出来事。
ガッタスはレギュラークラスが蹴り終えてしまい次に誰が蹴るのか、軽い混乱状態に。
そこで吉澤が誰が蹴る?みたいな感じで聞いたんだと思う。
そしてスッと手を挙げたのがみうな自ら立候補ですよ、いいぞ!みうな!!
吉澤に背中を押されボールに向かうみうな、会場は割れんばかりのみうなコール。
ボールを額のトコに持っていき何かを念じ、スポットにボールをセット。
そして、みうなのシュートはカレッツァキーパーの右を見事に抜いた。
カレッツァの7本目はキーパーの1番自ら、そのシュートは豪快にゴールマウスを越えていった。
結果、優勝ガッタス、2位カレッツァ
まさに歴史に残る1戦、けっして大げさじゃないよ。
優勝が決まった瞬間、ホントに嬉しそうなガッタスとホントに悔しそうなカレッツァのメンバーを見て、あぁ、この娘達は本気でやってんだなって改めて思いました。
本気の勝負ってのは観てて気持ちいいもんですね。
また夏に大会あるみたいなんで、名勝負期待しちゃいます。